仮定法を簡単に理解しよう

え?仮定法って何?と思った方って多いと思います。

「If I were you, ~ もし私があなただったら~」「if I were a bird, ~ もし私が鳥だったら~」
学生時代に、このような英語を習ったことないですか?

これが仮定法になります。

「あ~、難しそうだから無理!」と思わないで、しっかりパターンを理解して、さりげなく使えるようになっていきましょう。

仮定法とは

仮定法とは、事実ではない事を「もし~ならば」と仮定するときに使う表現です。

  • If I were a bird, I would fly around the world.
    もし私が鳥だったら、世界中を飛び回るでしょう。
  • If I were rich, I would quit the job
    もしお金持ちだったら、仕事辞めるのに。

仮定法の「もし~ならば」ではなく、直接法の「もし~ならば」

  • If it’s sunny tomorrow, I will play soccer.
    もし明日晴れたら、サッカーをします。
  • If I have time, I will call you.
    もし時間が合ったら、電話するね。

仮定法と直接法の「もし~ならば」があるので、気を付けましょう。

仮定法・・・事実ではない事

直接法・・・現実的に起こりそうな可能性のある事

仮定法過去

仮定法過去というのですが、過去ではなく、現在の事実ではない事の仮定です。

If + 主語 + 動詞の過去形 ~, 主語 + would(could, might) + 動詞の原形
「もし~ならば、~するのに。」

  • If I were you, I would run to the station.
    もし私があなたなら、駅まで走っていくのに。
  • If I had time, I would visit you.
    もし時間があったら、あなたのところに行くのに。

仮定法は、If I were ~ という言い方で習ってくるのですが、If I was ~と口語で使うこともあります。

このように、動詞を過去形にするので、仮定法過去と言うのですが、現在の事実ではない事の仮定になります。

仮定法過去完了

仮定法過去完了は、過去の事実ではない仮定になります。

If + 主語 + 過去完了形 ~, 主語 + would(could, might) + have + 動詞の過去分詞形
「もし~だったなら、~したのに。」

  • If I had gotten up earlier this morning, I could have caught the train.
    今朝もし早く起きていたら、電車に間に合ったのに。
  • If you had driven slowly, you might have avoided the accident.
    もしゆっくり運転していたら、事故を防げたかもしれない。

このように、動詞を過去完了形にするので、仮定法過去完了と言って、過去形の事実ではない仮定になります。

仮定法のよく使う表現

上記ででてきた仮定法の形以外でも、よく使う仮定法があります。
ただ、基本のパターンは同じで、現在の事実ではない仮定法は過去形を使い、過去の事実ではない仮定法は過去完了形を使います。

I wish ~

[仮定法過去]
I wish + 主語 + 過去形
「(今)~であればいいのに」

  • I wish I could speak English better.
    英語がもっと上手に話せたらな~。
  • I wish I were a little taller.
    もう少し背が高かったらな~。

[仮定法過去完了]
I wish + 主語 + 過去完了形
「(あのとき)~であったらいよかったのに」

  • I wish I had told the truth yesterday.
    昨日、本当の事を言っとけばよかった。
  • I wish I had brought enough money.
    もっとお金を持ってきてたらな~。

I wish~ の言い方は日常会話でもよく使える言い方なので使えるようになりましょうね!

as if ~

[仮定法過去]
as if + 主語 + 過去形
「まるで~であるかのように」

  • She talks as if she knew everything.
    彼女はまるで全て知っているかのように話す。
  • He explains as if he were a teacher.
    彼はまるで先生のように説明する。

[仮定法過去完了]
as if + 主語 + 過去完了形
「まるで~であったかのように」

  • She looks as if she had seen a ghost.
    彼女はまるで幽霊を見たかのようにみえる。
  • He speaks English as if he had lived overseas.
    彼はまるで海外に住んでいたかのように英語を話します。

As if. だけで使うと、「まさか!」「ありえない!」という意味になります。
「ね~ね~、彼氏できたの!」に対して、As if !!! と返すこともできます。

まとめ

【仮定法の基本ルール】

  • 現在の事実ではない仮定仮定法過去と言い、過去形で表す。
  • 過去の事実ではない仮定仮定法過去完了と言い、過去完了形で表す。

このパターンだけ覚えて応用すれば、仮定法がマスターできますよ!


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