英語にない日本語と、英語にもある日本語

当スクールの生徒さん達と話していると、どうしても日本語を英語に訳して考えてしまったり、
先生から言われた英語を日本語に訳して理解しようとしたり、
学校で英語を勉強してきたやり方で、

日本語⇒英語
英語⇒日本語

と頭の中で、この作業になっている方が多いです。

ただ、英会話ではこの作業ができない時も多々あるのですよ。

例えば、「いただきます」の英語は?って言うと、

「???」になってしまいますが、それが正解なのです。

だって、英語では食べる前に「いただきます」的な事を言わないからです。

では、どうやって食べ始めるのか?というと

先生の家でクッキーを出してもらって、「どうぞ食べて!」と言われたら

「Thank you」と言って食べればいいのです。

このように英会話をしていると、英語にはない日本語にもたくさん出会いますので、実践的な英会話をしながら身につけていきましょう。



これに対して、英語にもある日本語ということで、これは英語でも言うんだ~と思うこともよくあります。

先日も、先生の2歳のお子さんが、すごく可愛いのですが「No! 」「No!」「No!」と、何を言っても「No~~~」の一点張りで、

先生が困っていて、生徒さんが、そういえば日本の子供も2才の時はイヤイヤばかり言う「イヤイヤ期」というのがあると説明すると、

英語では the terrible twos と言うのよ!と盛り上がっていました。

terrible は「恐ろしい、ひどい」などの意味があり、
terrible twos で「ひどい2歳児」、まさに日本語で言う「魔の二歳児」になるわけです。

子供の成長はアメリカ人でも日本人でも変わらないという事ですね。

ヨーロッパや、南米、また近隣のアジアの国でも、言葉や育つ環境が違っても子供の成長過程はやっぱり一緒って事なのです。

さらに、No, no , no ばかり言う「 魔の2歳児・the terrible two」を過ぎれば、さらにパワーアップして、自己中、わがままになる日本語で言う「悪魔の三歳児」に入ります。(笑)

実はこれも英語であり、the horrible threes と言います。

「魔の2歳児」から「悪魔の三歳児」へと成長したように

英語でも、terrible より horrible の方が、「恐ろしい」の度合いが上なので、terrible twos から horrible threes に変化するようです。

なんか面白いですよね。

育てている親は大変ですが・・・。

そして、さらに成長して4歳児になると、子供達も少し落ち着くついていくので、2才、3才から比べると、すごくいい子に感じられるということで、

英語では、「天使の4歳児」と言われるthe wonderful fours というようです。

これは日本語では言わないですかね。

英会話をしていると、いろいろ発見があって楽しいので、勉強の訳す作業はやめて、実際の英会話にふれながら、「こうやって言うんだ~」と楽しみながら学んでいきましょう!

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